これまでの家計簿はただ数字を書き込んだ結果だけを見て、何も変えることが出来ませんでした。
良く考えれば変わらないのは当たり前。
予算を立てるなど、軸になるものが一切なく、どこをどう改善すればいいのかが、自分自身全く見えていなかったからです。
そこで我が家の家計簿に取り入れたのは、PDCAサイクルです。
PDCAサイクルとは、Plan(計画)→Do(実行)→ Check(評価)→Action(改善)の意です。
家計簿のPlan(予算を組む)
予算なんて、毎月支出額の変動があるし、どうやって組めばいいかわからない。
始める前はこんな風に思っていたので、予算を組むことは出来ないと決めつけていました。
でも「予算だからざっくりで良いか。」という、軽い気持ちで組んでみることにしたのです。
通常支出
これまでつけてきた家計簿を参考に、年間で1番高くなる通常支出額を、月の通常支出予算額としました。
そうすれば、これまでと変わらない暮らしは維持できます。
我が家の場合、息子の幼稚園入園により、こども費が大幅にアップすることがわかっていたので、通常支出の予算額にプラスしました。
特別支出
毎月発生しない特別支出も、通常支出と同じく家計簿を参考に1年間分を書き出しました。
今年には発生しないもの、新たに今年に発生するものなど、予測できるところは予算組みしていきます。
車検など、隔年で発生する支出が決まっている場合は、年数で割った金額を毎年予算として組み、プールしておくのが良いと思います。
先取り貯金
我が家の場合、子どもの大学費用と家の修繕費用を先取り貯金としています。
ライフプランを参考に、子どもたちが進学する時期までを逆算して年数で割り、年間の貯金額を決めました。家の修繕費も同じです。
収入から、先取り貯金・通常支出・特別支出の額を引いて、プラスになっていれば、1年間の計画通りに生活するだけで、貯金が出来ることになります。
家計簿のDo(予算に倣って生活する)
我が家の場合、予算をざっくり大目に設定出来ていることで、特に切り詰めた生活を送ることもありませんでした。
新たに始めた家計簿は、予算を決めたことで、毎月クリアできたかどうか、結果がとても楽しみになりました。
予算よりも1円でも少なくすることが出来れば、年間の残せる額が増えるということなのでとてもわかりやすかったです。
途中、固定費を見直して節約することが出来れば、もっと残せる額が増えていきます。
我が家の場合、通信費の見直しと住宅ローンの繰り上げ返済により、毎月の通常支出を減らすことが出来たので、残せる額を増やすことが出来ました。
家計簿のCheck(1ヶ月の結果、出来ていたかを判断する)
レシートの金額入力などは、パソコンソフトの家計簿を使っています。
追記 家計簿ソフトからエクセルに変更しました。
便利だった家計簿ソフトをやめてみました - 子育て主婦のシンプルライフ
1ヶ月が終わると、収入、通常支出、特別支出に分けて、ノートに書き出します。
(パソコンソフトだけでは、科目毎となるので通常支出か特別支出かの判断が一目で付きにくいため)
通常支出や特別支出の金額の1ヶ月の結果がどうであったかを確認します。
家計簿のAction(結果をもとに、見直しをする)
無理な予算を組んでいた、予算に組んでいなかった支出があったなどで、1ヶ月の予算をオーバーしてしまった場合は、見過ごさずに改善することが必要です。
余裕をもった予算に組みなおす、オーバーした金額分を特別支出の金額を修正するなどが挙げられます。
大事なことは、家計簿のPlanである「収入―先取り貯金―通常支出―特別支出の額がプラスになること」を意識した見直しです。
さいごに
支払うタイミングで考えるよりも、計画を立てて、あらかじめ使える金額を把握出来ていた方が、私にはとてもわかりやすかったです。
おかげで家計収支は、これまでより良い結果を残すことが出来ました。
そしてまた、新たな年のPDCAサイクルが始まります。
「貯金額は最低限出来れば良い」という気持ちで、あまり欲張らないよう、心にゆとりを持って、家計管理を頑張りたいと思います(^^)
最後までご覧頂きありがとうございました。
我が家の家計管理の方法はこちら